最近、車より輪行でツーリングに出かけることが多くなり、何かと出番の多いデモンタランドナーです。
この自転車は、ナショナルのデモンタランドナーのフレームをベースに国産パーツ中心で組んだ自転車で、リムには新家工業の20Aと言うものを使っていました。
ところがこのリム、空気圧を上げ過ぎると突然タイヤがはずれ、そこからチューブがはみ出して破裂してしま
うのです。
最初に組んだ直後にこのようなことが起こった時は、タイヤの中から異物が出てきたのでそれが原因かと思っていたのですが、その後もうっかり空気圧をあげすぎると十数秒から数分程度でタイヤが外れ、大音響とともにチューブが破裂することがあったのです。
実はこれは、リムの側面の強度が低いため、最近の高圧で使うタイヤでは側壁がその圧力に負けてしまって変形し、タイヤが外れてしまうと言うことなのだそうです。
仕方なく、空気圧を60PSI(4気圧)程度に抑えるようにしていたのですが、自宅のメーター付きのフロアポンプでは大丈夫なのですが、出先での携帯ポンプではカンに頼るしかありません。
と言うことで、この際リムを交換してしまうことにしました。
使ったリムはおなじみグランボアの「スカラベ」と言う700Cのリムです。
最近「アベイユ」という細身の物も売られているようなのですが、以前グランボアの店舗で現物を見た時、リム高が高くて新家工業のRC-540のような感じだったので今一気に入らず、今回は「スカラベ」の方を使うことにしました。
ただこちらは断面が650Bと同じようでリム幅が23mm、20Aと並べてみると少し大きく見えてしまいます。
夕食後に2晩かけて組み換えました。
組み上げた感想は20Aに比べ3mm広い幅と角ばった断面が結構リムをごつく見せてしまいます。
この自転車には650Aを700Cにした関係でガードのクリアランスが小さく、これ以上太いタイヤをはめることはできないのですが、やはり28Cよりも少し太い32Cくらいのタイヤの方が似合うような気がします。
試しに、80PSI(5.5気圧)位まで空気圧を上げてみましたが、外れることはなさそうです。
これでリム打ちパンクをする恐れも少なくなりそうですし、高圧にすることでタイヤの転がり抵抗が低くなり、走り軽くなると思います。
まだまだ寒い日が続き、なかなか走りに行くことが億劫になってしまう今日この頃。
まあこれは、さしずめ暖かい春のツーリングを思い浮かべながらやるストーブリーグの調整と言ったところでしょうか。