2015年09月

山遊びばかりでぜんぜん進んでいなかったTOEIデモンタ。
ようやく動き出しました。
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ホイールは前後とも一旦ばらして組み直し。
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ハブはシマノ600からカンパのヌーボティポに装換
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キャリアは前のデモンタからの移設。
そのままでは合わないので一旦足をはずし、位置合わせして再度溶接し直しました。
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サドルバックサポーターは前のデモンタとはフレームへの固定方法が違うので、一部をばらし加工のやり直し。シートステーのダボに止める足を追加。
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一応、キャリアのロー付けは終わったので磨いてメッキに出します。
次はマッドガードの取り付けと駆動系の磨き、組付けですね。

暑い暑いと思っていたらいつの間にか秋、早くしないと冬になってしまいそうです。

シルバーウイーク後半の22・23日と幸運な事に上高地行きバスのチケットがとれたので、北アルプス展望の特等席と言われる蝶ヶ岳に登ってきました。
この蝶ヶ岳は槍ヶ岳や穂高連峰などの北アルプス主嶺から離れた常念山脈の山であるため、目前に広がる北アルプスの大パノラマを楽しむ事が出来る所なのです。

前夜23時に大阪を出たバスは朝5時半頃に上高地に到着。
シルバーウイークという事で、バスターミナルの前は既に到着された方達で賑わっています。
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朝食を済ませ、バスターミナルを6時過ぎに出発。
いつものように梓川沿いの道を3時間ほど掛けて歩いて9時前に横尾に到着しました。
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横尾は涸沢、槍ヶ岳、蝶ヶ岳への分岐点。
この標識を右に進むとすぐに標高2,625mの稜線まで約1,000mを3キロ程で登るきつい登りが始まります。
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随所に現れる木の根の階段
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1時間弱で槍見台に到着
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綺麗に晴れた空をバックに槍ヶ岳が顔を見せてくれました
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さらに登っていくと今度はなんちゃって槍見台
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先ほどの槍見台よりここの方が標高が上がった分身近に槍ヶ岳を望む事が出来ます。
ここで昼食休憩
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昼食後もひたすら登り、ガレた急な道は歩きにくいですね
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励まされながら
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あと少し
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周りの樹木の植生が変わり、紅葉した木に囲まれるようになるとまもなく稜線です
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横尾から休憩も含め3時間半ほどかかってようやく稜線に出ました。
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とりあえず蝶槍と呼ばれる小さなとんがりの上に向かいます。
右側の人がいるところが蝶槍、左の高い山が百名山の常念岳です。
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30分ほどで蝶槍に到着。
アルプスの大パノラマが広がります。
大天井岳から東鎌尾根を経て槍ヶ岳に続く表銀座縦走路
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槍ヶ岳から大キレット、穂高連峰へと続く峰
ため息が出るような景色ですね
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そして標高差1,000mの足ブーラブラ、最高の気分です
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とんがりの先は狭く、あまり長居をすると後から登ってこられる方に迷惑なので一息ついたところで蝶ヶ岳に向かいました。

こちらが蝶ヶ岳、先ほどの分岐を通って少し登ると到着です。
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2時半、ようやく蝶ヶ岳ヒュッテに到着。
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受付を済ませ、すぐにテント場にこの日のわが家を設営。
今回も懲りずにツエルト泊、右の日陰にある三角テントが私のツエルト。
この日もツエルトは私一人でした。
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寝床の支度ができたところでヒュッテに戻り、穂高連峰を眺めながらご苦労さんの一人乾杯、言葉に出来ないほどの旨さです。
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5時頃まで少し昼寝をしてから夕食の準備。
今夜のメニューは「すき焼き」。
今回は危険な岩場などがないので歩荷トレも兼ねて少し重めの荷物にしたのですが、その重りの役目を担わせたのがこの食材。保冷剤代わりに凍らせた生原酒を含め約1キロの美味しい重りです。
気温も下がる中、ぐつぐつ煮ながら食べる熱いすき焼きは最高でした。
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夕暮れが近づくと少しガスが出てきたのですが、こんな幻想的な景色が。
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すっかり暗くなると広がる2,000m下の夜景
睡眠不足と疲れから7時半には就寝、途中一度トイレに行ったものの朝までぐっすり眠る事が出来ました。
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翌朝4時に起床、すぐに朝食を済ませてご来光を待ちます。
次第に東の空が明るくなってきたのですが日の出る方向には低い雲が
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ご来光は残念
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すっかり明るくなって向かい側の山の峰にも日が当たり始めます。
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ツエルトを片付け、荷物を整えて6時過ぎに出発。
まずはすぐ横の蝶ヶ岳山頂へ
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360度の絶景、雲海に浮かぶ南アルプスと富士山
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朝日に輝く穂高連峰、左から前穂高岳、先日登った奥穂高岳と涸沢岳、右端が北穂高岳です。来年は北穂高岳から前穂高岳まで縦走をしたいですね、
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こちらのとんがりは槍ヶ岳、こちらも来年!
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御嶽山と数日前に自転車仲間の方達が上られた乗鞍岳
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絶景はいつまでも眺めていたいところですが、そうもいかないので下山することに。
紅葉した林の中を下って行きます。
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下りも長かったです。
自転車と違って歩いての下りは結構足に来ます。
3時間近くかかっていつもの徳澤園まで降りてきました。
お疲れさんのソフトクリーム
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徳澤園から2時間弱で上高地に到着。
シルバーウイーク終盤、相変わらず観光客で賑わっていました。
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バスターミナル前のレストランで昼食をいただき、近くのホテルのお風呂で2日間の汗を流して2時20分発の大阪行きバスの人となりました。

これまで何度も山の上や高いところへ自転車で出かけ、そこで出会った素晴らしい風景。
出来ることならそのもう一つ高いところから眺めてみたいと思って始めた山歩きですが、今回出会えた大パノラマがその景色だったような気がします。
前回登った奥穂高岳で出会った絶景も素晴らしかったのですが何となく眺めているだけのような感じだったのです。
しかし、今回はまさに引き込まれてしまいそうな絶景。
下山前、蝶ヶ岳山頂でたまたま居合わせた登山者の方と目の前に広がる景色を眺めながら「降りるのがもったいないですね!」と交わした言葉がそのすべてを物語っているような気がします。
体力的には大変ですが、これからも自転車共々楽しんで行きたいと感じたそんな山行きでした。

昨日13日は山の師匠であり、山岳連盟の役員をされているS先輩のお誘いで紀泉アルプス最西端にある甲山、四国山、高森山を歩いてきました。
今回の山歩き、連盟誌の取材とかで女性メンバーとその知り合いの方も参加され、6名での山歩きとなりました。

8時30分に南海本線「孝子駅」に集合。
と言っても30分に1本ぐらいしか電車がないので結局全員同じ電車での集合でした。
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記念撮影をしてすぐに出発、整備された道を林の中に進んでで行きます。
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この辺りは案内板もしっかりしています。
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まもなく「孝子の森」に到着。
駅前にスペースがなかったのでここでみんなの自己紹介と軽いストレッチ体操。
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少し急な坂を尾根まで登ると展望台があり、上で地図を広げてコンパスを使いながら読図の練習。これから向かう山を探したりしました。
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今回のコース、時期的なものでしょうか。
キノコがいっぱい
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ハンバーガーに見えたのは私だけ(^0^)
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真っ白な巨大キノコ
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まずは甲山に到着
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これから向かう四国山や高森山ごしに海が
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この日はあまり人が通らないため埋もれてしまった道を探すと言う目的もあってこの後、地図には乗っているけど分からないと言う道を捜索。
道なき道を探したものの結局見つからず、車の通る道を遠回りして四国山へ

四国山の登り口
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急な坂道を上って四国山に到着。
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海が近くなって友ヶ島もはっきり見えるようになりました。
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展望台の真下には巨大なソーラー発電施設が
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展望台の下で昼食の後、次の目的地高森山に向かいます。
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急なアップダウンをこなして高森山山頂へ
見下ろす風景は紀淡海峡。
ここでティータイム、カフェ・ド・ショコラを臨時営業しました。
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あとは海岸線までの下り。
ここも登山道は人が通らないことで分からなくなってしまい、道なき道を進むことに
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4時過ぎにゴールの報恩講寺に下山したものの循環バスには間に合わず、3キロほど離れた岬町営の施設まで歩いてお風呂に入り、この日の予定は終了。
施設内のレストランで打ち上げの手はずなったのですが、風呂から上がってレストランに向かったところ既に閉店、近くにそれらしき店舗もないので大阪市内まで戻って打ち上げとなりました。

今回同行させていただいた皆様、女性と言っても連盟行事のアルプス登山に何度も出かけておられる方やいろんなイベントに出られておられる方、六甲縦走50キロに参加しようとされている方など強者ぞろい、全行程22キロ・7時間半という長丁場も難なく歩かれてしまいました。
山歩きに真摯に取り組まれておられる方達との山歩き、大変ですけどこれも楽しい一日、私も見習ってますます精進せねばと感じた一日でした。


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