2013年05月

塗料の剥離が終わったフレーム。
パーツの変更や位置の変更をする為、あらかじめ直付けされている小物を一旦撤去して新たに溶接し直すことにします。
まずはガスであぶって小物を外し、ヤスリで仕上げます。

ポンプは左シートステーに移設、Wレバーはユーレー製を使用するため台座を交換します。 
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フロントキャリアのステーはブレーキ台座で受けるので不要、撤去します。
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左側シートステーにはポンプペグを移設する予定なので、ダイナモ台座を撤去。
右シートステー用ダイナモが手に入れば右側に台座を溶接します。
手に入らなければスポルティーフのように乾電池式にすると思います。
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Rブレーキワイヤーはトップチューブに内蔵するので、アウター受けを撤去。
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シートピン受けは元々ラグと一体になった安っぽいものだったので交換です。
この部分はボルトで強く締めてかなり力のかかるところなので、プロに依頼して高温・高強度の真鍮ロウで溶接してもらいました。
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この他にF変速機のワイヤー受けなども撤去しました。


今後はブレーキワイヤーの内蔵、Wレバー台座・ポンプペグ・ボトルゲージ台座などの溶接を行います。

今週もよいお天気の週末、せっかくなので久しぶりにタンデムを引っ張りだし、少し前に先輩のnonmanabuさんがブログで書かれていた兵庫県の加西市に家内とポタリングに出かけてきました。

いつものごとく家を出たのは遅い時間で、出発地の北条鉄道「粟生駅」に着いたのは12時前でした。
駅近くの駐車場に車をデポし、自転車をおろして出発の準備。
この駅はJR加古川線、神戸電鉄粟生線と同じ駅になっているのですが、とてもモダンな駅舎ですね。
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まず訪ねたのは鶉野(ウズラノ)飛行場跡。
ここは、旧日本海軍が訓練用に使っていた飛行場跡で、第2次大戦末期にはここで訓練を受けた若者がたくさん特攻隊員として戦地に向かって行ったそうです。
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次は兵庫県立フラワーセンターに寄りました。
自転車を置いて園内を散策。
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広い園内のあちこちに美しい花か咲き誇っています。
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中央の池には5月と言うことでたくさんの鯉のぼりが泳いでいました。
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今日は結構気温が高く、水辺が気持ち良さそうです。
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時刻は既に1時過ぎ、園内のレストランで昼食にしました。
メニューはバイキングしかなく、控えめに皿に取っていただきました。
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満腹、、、この後走れるのか心配です。

昼食後も園内を散策。今度は温室、球根ベゴニアがとても美しく展示されていました。
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植物園をあとにして北条駅方面に向かいます。
次に羅漢寺というお寺を訪ねました。
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ここには五百羅漢と言われるたくさんの石仏が置かれています。
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石仏はどれも優しい顔をしています。

石仏にお別れをし、北条駅周辺の古い家並みのある地域へ。
ここら辺りはその昔、北条宿があったあたりです。
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自転車を立てかけたベンチをのぞいてみると。
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思わずほっこりしますね。

北条駅に戻り、帰りはここから北条鉄道沿いに走って出発地に戻ることにしました。
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線路に着いたり離れたりしながら田舎の道をのんびり走って行きます。
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うまいタイミングで列車が、もちろん電化はされておらず車両はディーゼルカー、しかも一両のみです。
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途中で法華口駅に寄りました。
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この駅は駅舎がパン屋さんになっています。
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もう残り少なかったですが美味しそうな米粉のパンが並べられており、家内はもちろんお土産に買っていました。
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最後は小さな丘を一つ越えて出発地の粟生駅に戻りました。

今日は久しぶりのタンデムでのポタリングでしたが、走っている間中ずっとおしゃべりをしながらの楽しい時間を過ごすことができました。
登りに弱い自転車なので、コースを見つけるのが大変ですが、適当な距離で出かけるのは楽しいものです。
でも、今日はお天気がよく結構暑い一日。
来週には梅雨入りかもしれないですし、日焼けが大敵な家内と出かけるのはまた秋の涼しくなってからと言うことになるかもしれませんね?

昨日18日は、以前から一度行ってみたかった大台ケ原に行ってきました。
一年に360日雨が降ると言われる大台ケ原ですがお天気に恵まれ、すばらしいサイクリングとなりました。
今回は学生時代以来と言うかなり長い上りのコース。自分自身が走りきれるか不安でしたのでソロでのツーリングです。

コースはこんな感じ(地図をクリックするとルートラボにリンクします)
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朝6時に家を出て、川上村の「道の駅杉の湯川上」で車から自転車をおろし、9時前にスタートです。
今日は上りのことより長い下り対策のため、ブレーキ性能の一番良いラレーCRMで走ります。
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まずは吉野川沿いに上流の大迫ダムを目指します。
この辺りは渓流釣りを始めた頃よく来たところで、当時はまだダムも工事中で貯水されておらず、きれいな清流の流れる渓流だったのですが今は大きなダム湖になっています。
災害防止が目的のダムだそうですが2度と戻らない自然の事を考えるとちょっと複雑な心境です。
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30分ほどで大迫ダムに到着。
ここから距離26km、標高差1260mの上りが始まります。
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道は急に勾配を増し、長いトンネルへ入って行きます。
直線なのに先の見えないぐらい長いトンネル、勾配は少し緩くなるもののずっと上り勾配です。
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そしてトンネルとトンネルの間は大きなループ橋で高度を稼ぎます。
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横を走る車におびえながらの伯母谷トンネル、大嶽トンエルをぬけ、和佐又トンネル手前で国道を離れ大台ケ原の方に向かいます。
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道の脇に道の位置を示すキロポストが
数字が100mごとに1つづ減って頂上で0に、つまり頂上まで19.6kmと言うことを表します。
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国道をそれるとすぐにきれいな渓流がありました。
でもこのあとは勾配は一段と急になって行きます。
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4kmほどきつい勾配を上り、小さなトンネルを抜けると伯母峰峠、ちょっと一息です。
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しばしの休憩の後出発、頂上まで15kmの看板が。
大迫ダムからここまで10km以上上ってきましたがまだあと15km、最後まで行けるか不安で。
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でも、このあたりにくるとすばらしい景色が広がります。
世界遺産の奥駈道が続く大峰山系がきれいに見えていました。
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そして深い谷が標高の高さを実感させてくれます。(この辺りで既に標高は1000m近くです)
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そして道の脇には可憐な花
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残り8kmあたりを過ぎ、尾根に出ると上りは比較的緩やかに。
ところどころオアシスのように下りも混じったりして息がつけます。
周りの景色も少し変わってきて広い大地のように、大台ケ原という地名が示すところなんでしょうね。
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そして12時過ぎ、ようやく頂上の駐車場に到着しました。
大迫ダムから2時間半、ヒルクライムレースならビリのタイムですね。
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駐車場には売店や食堂、宿泊施設、そして大台ケ原を紹介するビジターセンターなどがありました。
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駐車場の周りをぐるっと一回りして脇のベンチで昼食です。
ネットで調べても食事できるところがあるかどうかが分からなかったので今日はしたから持って来たコンビニ弁当です。
お湯を沸かしてカップラーメンと一緒にいただきます。
こんなもんでもうまかったですよ。
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食後にコーヒーを入れてしばし休憩。
そのあとはせっかくここまで来たからと言う事で、この大台ケ原で最高峰の日出ケ岳に登ります。
自転車で行く事はできないので徒歩で駐車場から標高差約120m、往復4kmのハイキング。
まずは森の中の道を進んで行き
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少し上りがきつくなってくると階段状に石の敷かれた道に
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最後は木の階段で直登、1300m近く自転車で上って来た足には応えました。
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一気に登りきる事ができず、止まっては登り、止まっては登りでようやく頂上の展望台に到着です。
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正直なところ足はがくがく状態でしたが、展望台の上から見た景色は本当にすばらしいものでした。
自転車で走っている時に見えていた大峰山系と紀伊山地の山々
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大台ケ原の正木峠方向に広がる大地状の眺め
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そして東方向には熊野灘が・・・は見えなくてこちら雲の海、雲海でした。
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それからもうひとつ珍しいものが。
高い山の頂上などに設置されていることが多いためになかなかお目にかかることの無い一等三角点の標章です。
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すばらしい景色を満喫して下山、再び駐車場に戻ります。

そして最後は長い長いダウンヒルを堪能し、4時頃に出発地の道の駅に戻ってきました。

今回は数十年ぶりで走った長い上りのコース。
時間はかかったもののゆっくり走ればなんとか走れることが分かりました。
少し自信にもなったかもしれません。
そして、この大台ケ原は雨の多いところですが、お天気さえ良ければそれはすばらしところ。
おそらく秋の紅葉のころは違った景色に出会えるでしょう。
ぜひ秋も天気の良い日をねらってもう一度出かけたいものです。


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