2012年02月

今から37年前、当時高校1年生だった私はクラスメートから1台の自転車を譲り受けました。
その自転車は当時セミドロップの鉄の塊スポーツ車しか知らない私にとっては信じられないほど軽い自転車で、それが私とランドナーとの初めての出会いでした。
そして早速その友人と出かけたツーリング。
大阪→京都嵐山→琵琶湖→宇治→奈良→大阪と200kmを目指したツーリングでした。
若かったんですね。泥除け付きのハチサンランドナーでこれだけを走れたんです。
それから35年、50歳を越えたおじさんとなり、永い間休止していた自転車遊びを再び始めた私はいつかあのコースをもう一度走りきりたい、そんな風に考えるようになっていました。
 
 
最近仕事に追われ、精神的に疲れる日が続いています。
こんな時は何も考えずに一日中自転車に乗っているロングツーリングに出かけるのが一番です。
といっても以前に行った日本海や伊勢神宮は今年の天候では難しそう。
というより、昨年来あまり走れていない私にとってはとてもこれらのコースを走りきれそうもありません。
そこで、以前から考えていた京都・琵琶湖・奈良を周ってくるコースを走ることにしました。
といっても、このコースとておそらく走りきるのは無理。まあ、走れるところまで走ってあとは輪行で帰ればいいやと言った感じで出かけてきました。
 
37年前のコースを正確に覚えているわけではないのでとりあえず走り慣れたコースで京都を目指します。
朝7時前に自宅を出発、大阪市内を抜けて中の島から淀川自転車道を目指します。
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大川沿いの自転車道を通おり、毛馬の閘門のところで淀川に出て河川敷内の自転車道を走ります。
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赤川橋梁下を通過。この橋もいずれ渡れなくなってしまいます。
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樟葉付近の淀川。とうとうと流れる大河?
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八幡からは桂川の自転車道に入ります。
ちびっこの一輪車集団を抜きました。
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天気予報では午後から北西の風が強くなると言っていたのですが朝から既に強い風です。
特に桂川に入ってからは北向きに走るため向かい風の中の走行が続いています。
ずっと登りを上っているような感覚でようやく嵐山に到着。
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寒いので観光客もまばらです。
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嵐山を後にして三条通りを通り、東山を目指します。
途中見かけた路面電車、嵐電です。京都に今でもこんな路面電車が走っていたんですね。
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ここで自転車のチェーンからきしみ音がしてきました。
昨夜にドライオイルのスプレーをしてきたんですがどうやら十分ではなかったようです。
そこで二条城近くにあるサイクルショップヤマネによってチェーンオイルを買い求めました。
この店に来るのも30数年ぶりです。
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京都市内を抜け、東山の南禅寺に向かいます。
ここは昔走った時には寄らなかったのですが、一度ぜひ見てみたいと思っていた琵琶湖疏水の遺跡「水路閣」があります。
煉瓦積みのアーチで上部は疏水の水路になっています。
重厚なその雰囲気は南禅寺境内にはふさわしくない異質の構造物でした。
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蹴上から山科を通り大坂山を抜けて琵琶湖に向かいます。
とりあえず本日唯一の峠区間。
横を京阪京津線の電車が走るほどゆるい勾配区間なんですが、強い向かい風の中を30km近く走ったせいかかなり足に来ています。
まあ、ゆっくりゆっくり走って何とか大坂山を越え、浜大津につきました。
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どうやら今日はここまでのようです。
せめて奈良まで走れればと思っていたのですが、かなり足に来ているのと気温が下がってきたのか寒くて仕方がありません。
無理をして風邪をひいても行けないですし、今日はここまでということにして残りはもう少し暖かくなってから。
 
せっかくここまで来たので、この後家内の実家を少しだけ覗いてJR石山駅から輪行で帰ることにしました。
 
それにしても本当に走らないとすぐに走れなくなりますね。
過ぎた年月(とった歳)をひしひしと感じるとともに、そんなことを実感した一日でした。
 

マイミクでレザークラフト作家のSachaさんにプロムナードのサドルバッグを作ってもらいました。
自分で個展までするほどの腕前の彼女。
女性らしく丁寧な作りとシンプルで良いデザインの仕上がりです。
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以前にオークションストアで入手し、既にプロムナードにつけていたバッグと比べると倍ぐらいの容量になります。
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早速自転車につけてみました。
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今までのバッグだと換えチューブにミニポンプ、あとは鍵を入れれば一杯だったんですが、これだと簡単な工具なんかも入れることができそうで、これだけでフラッと走りに出かけることができそうです。
Sachaさん、ありがとさんでした。
 
さあ、あとはツイードラン。間もなくで待ち遠しいですね。

昨日12日、かねてから計画していましたカキオコを求めてポタるため、岡山県の日生に行ってきました。
当日はmixiつながりで誘い合った人たちが11名も集まり、一大イベントとなりました。

大阪からはいつもの5名が参加で朝7時半に大阪某所に集合し、私のハイエースに自転車を積み込んで出かけました。
自転車5台積載の絵
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一路中国道をひた走り定刻の10時少し前に岡山県の鵜飼谷交通公園に到着。
今日の目的はカキオコや備前バーガーなどのご当地B級グルメを楽しむ会なのですが、一応皆さん自転車つながりなのでとりあえず少しだけ走ります。

交通公園を出てスグに吉井川を渡ります。
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その後は堤防道路を下流に向かって走っていきます。
お天気が良くそれほど寒くないので気持ちが良いですね。
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車がほとんど通らないのでみんな好き勝手に走っていますね。

川沿いの道を15kmほど走って新幹線のガードと交差するところにあるパーキングで休憩。
ここには下津井計便鉄道の車両が保存?されていました。(一応高架下ですが野ざらしです)
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少し休憩して出発。
この後は備前焼きの町、備前市伊部を目指します。
といってもあっと今に到着。
ここは焼き物の町ということで町のあちこちで備前焼を目にすることが出来ます。
焼き物屋さんに陳列されているものはもちろん、町中の橋の袂のお地蔵さん。
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神社(天津神社)は
まず入り口の狛犬
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そして焼き物で作られた山門(瓦と壁が焼き物です)
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中に入ると階段両側の壁の上に十二支の焼き物
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本当に町中焼き物だらけです。
といってもこの町を訪ねた目的は焼き物ではなくB級ご当地グルメの備前バーガーと醤油ソフトをいただくことです。
なんでも先の姫路B級グルメ選手権では3時間の待ち時間だったそうです。
私たちは同じくご当地グルメの備前カレーとのセットをいただきました。
備前バーガー、キンカンの風味が食欲を誘います。
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続いて備前牛と備前イチジクのキーマカレー
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最後はしょうゆぶっかけソフトクリーム
わさびときなことの相性が抜群でした。
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おなかも一杯になったところで出発。
片上鉄道廃線跡の自転車道を通って出発地の鵜飼谷交通公園を目指します。
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鉄道跡ということでトンネルもあるんですね。
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もちろん鉄橋も渡ります。
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程なく出発地の鵜飼谷交通公園に到着。走行距離は30kmと少しでした。
この後は車でカキオコの町、日生に移動です。
町のあちこちにカキオコののぼりが立っており、カキオコを出す店がたくさんあるのですが、
迷っているとなかなか決まらないので、いつもの福来(フクロウ)さんに入りました。
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カキオコ、これもこの地日生のB級グルメです。
広島風のお好み焼きの上にたっぷりの牡蠣をのせて焼かれます。
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焼き上がるのを待つ間に別に注文した牡蠣の鉄板焼きが来ました。
塩こしょうで味付けされて焼かれた牡蠣にレモンを搾っていただきます。
ウマイ! 車なのでビールが飲めないのが残念です。
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焼き牡蠣に舌鼓を売っていると程なくカキオコが焼き上がってきました。
マヨネーズに青のりをかけて「いただきまーす!!」メッチャウマイ!
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おもいっきりカロリーオーバーの一日。
食後は少しでも解消をと海鮮市場の「五味の市」まで歩いて出かけましたが、残念ながら時既に遅しで中の店はすべて店じまいし、殻付きの牡蠣を買い求めることは出来ませんでした。
仕方なく途中でチューブ入りの剥き牡蠣を買い求め家への土産としました。

最近仕事が忙しく、ストレスがたまってなかなか眠れない日が続いていたのですが、この日はほどよい疲れもあって久しぶりにぐっすり眠ることが出来ました。

やっぱり自転車っていいですね。
そして自転車の仲間も。
もちろんおいしいB級グルメも言うことなしです。

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