2010年10月

先日、ヤフオクの自転車フレームを見ていて、ふと目にとまったものがありました。
思わずポチっと。
数日前に送られてきました。
 
イメージ 2ヘッド上ラグ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 3ヘッド下ラグ
薄く加工された
イタリアンカットラグ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 4シートラグもなかなかきれいです。
二本巻きではないですがシートステイは先端を巻いてあります。
そしてステーの上蓋にBの刻印。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 6シートピンのところもきれいです。
ロストワックスラグでしょうか。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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ホーククラウンもなかなか凝った造り。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 7クラウンサイドは肉抜きされています。
そして肩のところにもBの刻印.
 
ヘッドパーツはサビサビ、磨いてクロームメッキですね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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フロントエンド
サンツアーです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 10リアエンドもサンツアーです。
なかなかきれいな形ですね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
これがフレーム全景です。
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イメージ 1シートチューブに貼られたステッカー。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ブリジストンGRAND-VELOのフレームです。
フレームサイズは550mm(C-T)でトップチューブ長が540mm(C-C)と私にぴったりです。
 
色々調べてみたのですが、残念ながら70年代のフルオーダーのものではなく、シートラグの形状から後年の2000くらいになるのでしょうか。
どなたか詳しい方、お教え下さい。
 
いずれにしてもそれなりに高級な食材。
さーて、syokora工房ではどんなふうに料理しましょう。
まずはステーやホークを剣先メッキにして、できればホーククラウン、上下ヘッドラグあたりもメッキの磨き出しにしたいところですね。
色はどんな色にしようかな?やっぱり好きなライトブルー系のメタリック?
パーツはクルスルートの物を移植してフレンチ風味のロードレーサーにするつもりです。

今日はちょこっとツーリングです。
朝起きて天気予報のサイトを見てみますと、午後3時ごろから雨が降るとのこと。
おとなしくしているか、出かけるか。
随分迷ったのですが結局出かけることにしました。
 
出かけると言っても何の計画もありません。
まずはパソコンに入っている地図データをプリント。
和歌山県の加太あたりと奈良県の法隆寺あたりの地図をプリントして行き先を決めます。
加太の港あたりを見ると前回行かなかった漁港の先にちょっとおもしろそうな道があります。
岬を回るような道でくねくねと山の上に登って行き、景色の良さそうな道です。
 
と言うことで加太を目指して出発しました。
走ったコースはこんな感じです。
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イメージ 1いつものように臨空タウンの先、サザンピア・マーブルビーチに車をデポします。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
いつもならこの後、海沿いにある泉南海の里公園を通って行くのですが、今日は3時ごろまでに戻ってこないと雨が降って来るとの天気予報。
と言うことで交通量が多いのですが我慢してR26を走り、先を急ぎます。
 
イメージ 13岬公園、深日、多奈川を通って小島というところまで来るとこんなものが見えてきました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
なんでも「とっとパーク小島」とかいう海釣り公園で、関西空港を造る際の埋め立て用土砂を運び出した桟橋を利用しているそうです。http://minnaga.com/totopark/
 
イメージ 14トラス橋のような通路の中を通っていきます。
工事の際はここにベルトコンベアーが設置されており、土砂が先端部へ運ばれて船に積み込まれていたのでしょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 15先端部まで歩いて行くと沢山の人が釣り糸を垂れています。
桟橋の周りには漁礁が沈められており、魚を釣りやすくしているようですが、あまり釣れている様子はありませんでした。
 
面白いことに入口にある売店には生簀あり、そこで鯛などの魚が売られていました。
きっと釣れなかった人たちが買って帰るんでしょうね。
 
 
 
 
 
お天気が心配なのであまり長居はできません。
しばらく見ていても釣れてこないようなので出発します。
 
イメージ 16ここから海岸線の道を通っていきます。
晴天であれば海もきれいなんでしょうが今日は曇っていてもう一つです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 17ほどなく大川トンネル。
これを抜ければ加太の漁港
です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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イメージ 2
 
 
 
 
 
 
 
加太の町で昼食にしました。
と言ってもまだ先週の後遺症で進んで魚を食べようという気になれません。
と言うことでこんな喫茶店のような店に入ってハンバーグ定食を注文しました。
 
空模様が気になるので昼食後もすぐに出発です。
 
イメージ 3集落のはずれにあった春日神社。
入口には数件の土産物屋があり美味しそうな干物が売られていました。
お土産にと思ったのですが今日の自転車はクルスルートでフロントバッグも付けていないため荷物を積むことができません。
それでも鰯の干物を少し買って小さなサドルバッグに押し込みました。
 
 
 
 
 
 
イメージ 4再び海沿いの道を走って行きます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 5すると急にこんなゲートが現れます。
横に事務所で聞くと、この先は別荘地になっており一般車が通行するには料金が必要とのこと。
ただ、自転車は無料で良いと言うのでゲートの横を通って先に進みます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 6結構急な坂道を上って行くと景色が開けてきます。
と言っても期待した程ではありませんでした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 7そしてその先は地図の通り、道が細くなりやがて未舗装路に。
さすがにチューブラタイヤで未舗装の急坂は上ることができず押して歩きます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 8それもほんのわずかで少し行くと再び舗装路になり下り坂となります。
下りきったところが南海加太線の加太駅です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今日の予定はここまで、そろそろ引き返さないと3時までに車をデポしたところまで戻ることができません。
帰りは国道26号線の孝子峠を通るのが一番早いのですが、国道は交通量も多くて面白くありません。
そこで一つ西側にある木ノ本峠と言うところを通ることにしました。
地図で見ると上りは先ほどの別荘地の地道と同じ細い道が表示されていますが、峠からは広く長い下りとなっています。
 
イメージ 9実際登ってみると細いながらも舗装されており、勾配もそれほどではありませんでした。
 
ただ、峠で面白いことに気が付きました。
写真の手前側が大阪府で向こう側が和歌山県なんですが手前側はきれいに舗装された2車線道路で向こう側は対向車が行き違えないほどの細い道です。
行政府の違いでこうも違うんでしょうかね。
 
 
 
 
 
この後は心地よい下りを通って多奈川の町に出ます。
ここで行きに通ったのと同じ道に出ますが岬公園を過ぎたところから国道を離れいつもの里海公園に回ります。
 
イメージ 10潮騒ビバレー(ビーチバレー競技場)のある里海公園で携帯の天気予報サイトにある雨雲レーダーで雨の様子を見てみるとまだしばらく雨は大丈夫そうです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 11海辺に座って少し休憩。
ここも夏と違って今は静かです。
ビキニのお姉さんもさすがに見えないですね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
しばらく休憩した後再び走りだし、予定通り3時には車をデポしたサザンピア・マーブルビーチに到着。
雨に降られることなく走りきることができました。
ちょっと走るつもりで出かけたプチツーリングでしたが、走り終わってみると65kmも走っていました。
帰りの車で少し仮眠して目覚めると外は雨、今日は天気予報大当たりの日でした。

自転車用サドルにイデアル90というサドルがあります。
ビンテージな自転車に乗られている方はどなたでも知っておられるメジャーなサドルなんですが、今となってはそのメーカーすら消滅してしまい、手に入れようとするとオークションで高値で出ているものを落札するか、目の玉が飛び出しそうな値段のものをビンテージパーツを扱う店で手に入れるしかありません。
特にベースが軽合の板ベースのものは高価で、おいそれとは手が出せないというのが現状なんですね。
 
私も学生時代の約30年前に作ったランドナーに使っていたのですが、形と言い革の質と言いとってもお気に入りのサドルだったのです。
ところが長年の使用と経年変化で形はくずれ、革も相当伸びた状態で、eastbredさんや港町さんに教えていただいた修正方法をやってみたり、長いテンションボルトを自作して交換しても、このまま使っていては革がちぎれてしまう、そんな状態になってしまってとうとう引退させてしまいました。
 
今ランドナーには、これもオークションで手に入れたものなのですが80年代のブルックスのプロフェッショナルと言うサドルを使っていました。
でもこのブルプロ、ほとんど新品の状態で手に入れたもので、まさに革をかぶったプラサドル。
ツーリングで私のお尻はいつも勝負しているのですが、連戦連敗の日々でいつまでたってもちっともなじんできてくれないのです。
 
あのイデアル90が恋しくて恋しくて仕方がないのですが、今となっては革を貼り替えたり、鋲を打ち直したりなんてできないですし、仕方なく痛いお尻を我慢して使っていたのです。
 
ところがある日見たヤフオクで軽合ベース用のないイデアル90の革本体のみが出品されているのを見つけたのです。
即決価格も手ごろな値段で、終了までまだ数日あったのですがこのチャンスを逃すと次はないと思い即決落札してしまいました。
 
数日で取引も終了、無事品物が私の手元に届けられてきました。
 
それがこれ。茶色が元々使っていたもので、黒いほうが今回入手したものです。
中古ですがサインもきっちり残っています。
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こんな風に並べてみると、古いものがいかに伸びてしまっているかが良くわかります。
サイドの刻印は残念ながら消えてしまっていますね。
イメージ 2
 
古いサドルから板ベースを外して新しいほうに移植します。
その前にこの際なのでオイルをしっかり塗っておきました。
イメージ 3
そして前の金具のすぐ後ろに真鍮板で造った保護金具を取り付けます。
サドルの革が伸びてきたことに気づかず使っているとこの部分の革にベース前方の金具がこすれて革を削ってしまうんですね。
そんなときでもこの金具を付けておくと安心できます。
イメージ 4
 
板ベースを取りつけてテンションをかけてやると、きれいな形になってくれました。
イメージ 5
 
早速ランドナーに取り付けてみます。
イメージ 6
 
なかなか良い感じです。
イメージ 7
実際に乗ってみると私のお尻にはブルプロよりこのイデアル90のほうがしっくりいくようです。
サドルの固さうんぬんより形そのものがお尻にあっているようで、乗っていてとても楽なんですね。
 
これでもう一つランドナーが昔の形に戻ってくれました。
やっぱりあとはサイドキャリアですかね。
 
 
 

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