いよいよ近畿も梅雨に入りました。
先週はずっと雨が続いており、うっとおしく蒸し暑い毎日です。
そんな梅雨時、ほんの雨の止み間を狙ってお手軽ツーリングに出かけてきました。
場所は北摂(大阪府北部)、日本海に出かける際などには通るところなんですが、じっくり回ってみると緑も多くなかなか良い気分になれるところなんですね。
今回同行頂いたのは最近お知り合いになり、私と同じく数十年ぶりに自転車復活されたろっじさんです。
まずは大阪市内で待ち合わせをし、私の車で北摂の一庫ダム駐車場へ。
ここに車をデポし、このあたりをぐるっと回ってくるのが今日のコースです。
ろっじさんの自転車、フォルテのライトツーリズム。
田川サイクルという大阪ではちょっと名の通ったショップのオリジナルブランドの自転車です。
わかる人にはわかる相当こった年代物のランドナーなんですね。

私も今日はろっじさんに合わせてランドナーで参戦です。

一庫を出発し、日生中央駅前を通って西進し、猪名川を越えたところから北へ針路を取って西峠を目指します。
道の駅「いながわ」を越えたところから歴史街道なる遊歩道が。
車も入ってこず、とても気持ちよく走ることのできる道です。

途中通りがかった洞泉寺というお寺。

沙羅双樹の花が咲くお寺だそうですが、そんな都合よく咲いている訳ないですよね。
代わりにとっても人懐こいワンちゃんがいました。

洞泉寺を過ぎると本日一つ目の峠、西峠に向かって少し勾配がきつくなってきます。
気温は23度、思ったほど蒸し暑さは感じず心配された雨も降ってこないでまずまずといったところです。

ほどなく西峠に到着。ところがここの峠には峠を示すものは何もありません。
ただ一つある市境を示す看板の前で記念撮影して出発しました。

少し下ったところにある「丹波猪村」でお昼です。

メニューはやはりざる蕎麦、暑いときの定番ですね。

お店の前には子猿が繋がれていました。
本来なら山の中を自由に走りまわるのでしょうが繋がれていてどこか寂しそう。
苦労せずに食べるものが手に入るとはいえ、これはちょっとかわいそうですよね。

子猿に後ろ髪ひかれる思いを残し出発、少し下ったところで右折して篭坊温泉に向かいます。
ここは大阪の秘湯、もちろん歓楽街などなく山の中の川沿いに数件の温泉宿があるだけです。
のんびりお湯につかりに来るのもよいかもしれません。

道はのぼりなのですが、勾配も大したことはなくだらだら続くばかりです。
2人並んでおしゃべりしながらのサイクリング、ゆったりした時間です。
こんなサイクリングもおじさんたちには良いですね。
それでも本日二つ目の峠「はらたがわ峠」の入口からは少しきつくなります。
ただ、それも1km程で頂上。あっけなく終わってしまいました。
ところがこの峠、そんなに簡単なのにとっても良い雰囲気なんです。
旧道と言うことで路面もそこそこ荒れており、まるで人里離れた信州の峠のようです。

さあ、あとはひたすら下って車をデポした一庫ダムに戻るだけです。
途中、北摂の山並みを見渡せるところもありました。

車の多い国道を離れ、ダム湖沿いの道を行くとこんな素敵なつり橋が。

いつものようにこの赤い橋が見えるともう少しです。

無事ダムサイト横の駐車場に戻ってきて走行終了です。
今回のコースは以前に一度スポールティーフで走ったことのあるコースだったのですが、それほどきつい登りもなくお手軽で走れるコースなんですね。
それでいて自然いっぱい、気持ちの良い下りいっぱいで私としてはお勧めです。
まあ梅雨とはいえ、お天気もなんとか持ってくれて、気持ち良い一日でした。
ロッジさんとの自転車談義もとても楽しく、いつものメンバーとはまた違ったツーリングを味わうことができました。
やっぱり自転車は良いですね~。
さて、さて次はどこに行こうかな。。。。