2009年06月

今日は久々、次女の試合もなく走りに行くつもりだったんです。
ところが天気予報は雨、まあ降るまでに帰ってくるつもりで10時頃に家を出発しました。
とりあえず大和川の堤防道路を東へ向かいます。
1時間半ほど走ったところで携帯の雨雲レーダーのサイトを見てみると、もう淡路島まで雨雲がかかってきています。
残念ですがここでUターン、あきらめて帰ってきました。
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帰宅後、昨年レストアして自転車復活のきっかけとなったランドナーに、先日フルメッキ、完成させたフルメッキアルビーを付けてみました。

30年前にこの自転車を作った時はどういった理由なのかRディレイラーはサクセスでした。
周りの友人たちの自転車にジュビリーが多くつけられていたのでサクセスにしたのでしょうか。
きっとその頃からひねくれもんだったんでしょうね。

ただ、昨年レストア時にFディレイラーにあわせてジュビリーに換えていました。
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これを今回出来上がったピカピカのアルビーに入れ替えします。
本当にピカピカで、これでは周りのパーツも再度磨きなおさないといけないですね。
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そんなおり、面白いことに気が付きました。
ボスフリーなんですが、スプロケットに歯数が書かれているのです。
トップは15Tでふつうなんですが、いちばんロー側は23Tなんですね。
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どうして24Tでなく23Tなんでしょう。その理由は全く覚えていないんですが、
当時、きっとつまらない理屈をいろいろ付けてこだわって23Tにしたんでしょうね。
そんな若き頃の遺物です。
ちなみにこのフリーの歯数は15×17×19×21×23の5段でした。
と、書いていて気が付きました。単に1枚とばしの歯数にしていただけみたいでした。

1970年代から80年代にかけて使われていた変速機で、フランスのユーレー社から出されていたアルビーという変速機があります。
かなり長い期間売られていたようで、そのバリエーションは大変豊富だと聞いています。
ただ、その豊富なバリーションの中で共通して言えることはユーレー社の変速機には珍しく武骨だということです。その武骨さゆえランドナーなどにも好んで使われたようですが。

昨年スポルティーフ用のパーツを集めているとき、偶然この変速機を手に入れることがありました。
あまり関心もなく、とりあえずストックしておいたのですが、友人からこのアルビーをフルメッキにしてエルスが使っていると聞き、それならばと私もフルメッキアルビーに挑戦してみることにしました。

ただ、思い立ってそのアルビーをばらしたのは1年以上前です。
メッキの費用が少量では非常に割高になるので、他の古い変速機の入手を待ってお願いすることになりました。

で、メッキの上がってきたパーツがこれです。
変速機3個にヘッドパーツ、BBパーツ、ソービッツのピン球ライトまであります。
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ばらしたのが1年以上前で、その時撮っておいた写真もどこに行ったか分からず、このままではとても組み立てることができません。というよりどれがアルビーのパーツかもわかりません。
そこで友人のofはやま君にサンプル用のアルビーを借りてきました。
これも彼作のフルメッキアルビーです。
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彼のアルビーを参考にパーツを探しながら組み立てていきます。
パンタグラフ部が完成しました。
元々真鍮むき出しのパーツがクロームメッキされています。
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テンションプーリーを取り付けてピカピカアルビーの完成です。
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スプリングも含め、こんなところもフルクロームメッキです。
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このアルビーは昨年レストアしたランドナーの変速機と取り換えるつもりです。
先日直付けが終わったロードのフレームを塗装に出すので、それが上がってくるまでの間にブレーキを含め交換したいと思います。ついでに再レストアしちゃいましょうかね・・・

久々のsyokora工房です。
ずいぶん以前ですが剥離したフレーム、そのままになっていましたが、この度ようやくロー付けをすることが出来ました。
ブレーキワイヤーの内蔵、ボトルゲージ台座、Wレバー台座、ディレイラーワイヤーのアウター受けの直付けなどが今回の作業内容です。
当初予定していた、ディレイラーワイヤーの内蔵はBBでのパイプの固定方法がどうしても思いつかなかったのと、かなり長いパイプを内蔵することによる重量増を嫌って見送りとなりました。

では行った作業について順次説明しましょう。
まずは直付けする小物を磨きます。
ミニルーターにワイヤーブラシを付けて一つずつ丁寧に磨いていきます。
この磨きがいい加減だとくっついてくれません。
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このとき、内蔵するブレーキワイヤーのアウター受けも好きな形状に加工しておきます。
上がオリジナル、下が加工済み品です。
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まずWレバー台座を付けますが、その前にフレーム側も紙やすりで磨いておきます。
(写真はWレバーを付ける前のところです)
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今回はステンレスの針金で固定しました。
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バーナーであぶってロー付けします。
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次にボトルゲージの台座
まずは所定の位置に2mmドリルでガイド穴をあけ、次に6mmドリルで穴を広げます。
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フラックスを付けてバーナーであぶりロー付けです。
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ンー、へたくそですね。ロー材を使い過ぎ。とても、金線を引いたようにはいきません。
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次はブレーキワイヤーの内蔵です。
まずトップチューブに4mmドリルでこんな風に穴をあけます。
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その穴をつないで長穴に。
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内蔵パイプは腐食を考慮して今回は4mmのステンレスパイプを使いました。
両端をこんな風に曲げます。
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先ほど明けたトップチューブに通します。
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フラックスを付けてバーナーであぶりロー付けします。
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後は先ほど加工した蓋をロー付けして完成。
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最後にもう一つ、ディレイラーワイヤーのアウター受けも付けました。
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これで直付け工作は完了です。
この後はみ出たロー材を削って仕上げ、塗装に出します。
今回Fホークは全メッキをすべく磨いて、現在メッキに出しています。
塗装は何色にしようかなー、なんてことを考えているときが一番楽しいですね。

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