2008年07月

先日、高野山に乗っていった自転車の後輪がパンクしたようです。
終盤、暑さと疲れで集中力に欠けていて、結構歩道の段差なんかでガツンガツンやっていました。
目に見えて空気が抜けるわけではないんですが、めいっぱい入れても翌朝になると少し抜けている。
これは、チューブラにとっては修理しにくいパンクなんですよね。パンク個所がどこかわからない。
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そこで登場するのがこれ、パンク修理剤です。
バルブからシューッと入れてやると空気と一緒に充填剤みたいなのがチューブに入って
穴をふさいでくれるっていう代物です。小さな穴のパンクには重宝します。
通常サイクルショップで買うと1,000円近くしますが、今回のは100均のダイソーで315円。
100円ではないですが格安のやつです。
一般のママチャリに使ったことはあるんですがチューブラに使うのは初めてです。
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まず、パンク修理剤は英式バルブ用なのでアダプターを付けます。
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次にバルブを下にしてボンベを押しつけます。
空気と一緒に充填剤が入っていきます。
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一般のママチャリ用修理剤なのでチューブラをキンキンに入れるだけの圧力はありません。
そこで、ランドナーのハンドポンプ(ソリブリック)で空気を入れようとしたところトラブル発生。
ポンプのパッキンが割れてしまいました。これも30年前のものですものね。
やっぱり無理がありました。アーァ換えパッキン手に入るかな。
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しかたなくシリカでいれます。
これも、もう頼りないんですよね。
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一応なんとか空気は入りました。
これであす朝まで空気が抜けなければ成功です。
315円でいければ儲けもんかな。

今日はおよそ30年ぶりに輪行をして世界遺産の高野山を目指します。
そこから、一気に標高0mの海岸線までかけ下ろうという夏っぽい企画です。
が、世の中そんなに甘くはなかった。
ちなみにコースはこんな感じです。
http://route.alpslab.jp/watch.rb?id=8e4b8d31d82a838cf5ecf873015637ab

まず、最寄りの駅より電車に乗ります。
自転車をばらして、袋に詰めます。
自転車は、ロードバイクタイプの泥除けがなくチューブラタイヤを履いたものなので
簡単にばらせます。しかしここから、パッキングが久々の輪行のためうまくいきません。
四苦八苦の末ようやく袋づめが終わりました。家で練習してくるべきでした。
もう汗だくです。
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無事予定通りの電車に乗り込むことができました。
このあと堺東、橋本、極楽橋で乗り継ぎケーブルーカーで高野山に上がります。
これはかなりきつい勾配ですね。
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およそ1時間40分ほどで高野山につきました。
涼しいです、別天地です。
夏はやっぱり高いところですね。
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時間が早いので少し高野山内を散策します。
高野山の街は入口から奥に向かってゆるい下り勾配になっています。
調子に乗って奥へ下ってしまうと今度は反対に登ってこなければならないことになります。
しかし、とっても涼しいので、それも苦にはなりません。
むしろウォーミングアップに良いかもしれないですね。
高野山大門です。
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奥の院の入り口です。
この向いの駐車場横から、高野龍神スカイラインがはじまります。
つぎはこれかな。
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こんな温度でした。
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さあ、いよいよダウンヒルの始まりです。
しかし、はじめのうちは勾配がきつく、また交通量も結構多くて、おまけにカーブも多いため
それと昔の後遺症も手伝ってあまりスピードが出せません。
40kmも出ると怖くてブレーキをかけてしまいます。
しかし、途中橋本へ向かう道から左折してしばらくすると勾配も緩くなり、交通量も減って
のどかな田園風景の道になり気持ちよく下っていきます。
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高度もだんだんと下がり暑くなってきます。気温も30゚Cを超えてきました。
時間は11時、水が恋しくなります。
コースも下り基調ではありますが結構UP・DOWNがあります。
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昼食後再び走りますが、ますます暑くなってきます。
気温は35゚C。自分も飛び込みたい衝動にかられます。
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こんなのがあると思わず中に入って休憩。
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野上町に入ってお約束の廃線跡探しですが、とにかく暑くてゆっくり探していられません。
駅跡はわからなかったですが、こんなのを見つけました。
いかにもそれらしい昔電車が通っていたようなの切通しです。
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これは、ホームの跡?
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日影がありません。日影を求めて地図で神社を探します。
ようやく見つけた野上八幡、でもこの階段を昇る気力はもうありません。
下のほうの木陰でしばしの休憩です。
500mlのペットボトルを一気飲みしました。
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海南市に入ると廃線跡もこんな風に整備っされてきれな遊歩道になっていました。
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海南駅を通過し、さらに海を目指します。
こんな神社が、いかにも海が近そうです。
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標高0m、海です。
ようやく海に到着しました。
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海からの風をうけながら海沿いの道をはしります。
その後、30分程の市街地走行でようやく和歌山市駅に着きました。
暑かったー。
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さっさと自転車をたたんで帰り支度をします。
そしてホームで電車を待つ間にはこれです。
自動車だとこうは行きません。輪行ならではです。
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今回、自転車復活して初めて輪行をしました。
およそ30年ぶりの輪行でした。
でも、輪行の良さを再認識できたと思います。
輪行の場合、今回のようにスタートとゴールの場所を別にすることができます。
このことによって今回のようなコース設定も可能ですし、行動範囲もより広くすることができます。
また、サイクリングが終わった後の帰路、疲れた体で車を運転する必要もなく、ビールを煽って
寝ていれば着くんですよ。これはとっても幸せ。
確かに自転車の組み、ばらしは少し面倒ですが、これも少し工夫すれば何とかなると思います。
私の自転車はロードのような形をしていますが、実は輪行を目的としたチューブラランドナー、
つまり「なんちゃってロード」なんです。
あとは、これに少し工夫して簡単に取り外しできるガードを付ければ泊りがけの輪行サイクリングも
可能になります。今後の楽しみですね。
ガードの付け外しで躊躇している皆さん、簡単にガードが外れるように工夫して輪行しましょう。
自動車より費用もウンと安上がりになりますよ。

走行距離 77.9km(1/3はペダル踏んでいないかな)
所要時間 約5時間
気温差  12度(23度~35度)温度計を持って行きました。

ハブの磨きとレストアが完了したので、次は当然リムの磨きとホイール組みです。

このリム、とある自転車屋さんの軒先にぶら下がっていたものです。
カンパ旧レコードのSFハブとともに組まれた状態で3年以上ぶら下がったままになっていたそうです。
ご丁寧に、タイヤも付いていて空気を入れればいつでも使える状態でした。
今で言う完組ホイールですね。
当初は、そのままスポルティフに使うつもりで買ったんですが、さすがに3年以上もぶら下がっていると
ハブもリムも白く曇ってしまって、一度分解してバフ掛けしなければつかえそうになかったのです。
それと、変な思い入れでやっぱりラージフランジのハブにしたいし、ということで
分解、再組み立てとなりました。

まず、電動ドリルにバフをつけ、コンパウンドで磨きます。
それから、ピカールで磨くとこんな感じ。
1本はまだ磨いていない状態なので違いがわかると思います。
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磨き終わったリムです。
このリム、MAVICのMODULE EというリムでMAVICが一番最初に
出した700CWO(クリンチャー)のリムだそうです。(違ってたらゴメンなさい)
かなり古いもののようです。
シールもメーカーシールとグレードシールが分かれています。
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磨き終われば次はホイール組みです。
買ってしまいました。
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masagoneさんから借していただけることになっていたんですが待ち切れずに買ってしまいました。
でも、簡易型とはいえ思った以上にチャッチイですね。
こんなのできっちり組めるのか疑問です。
やっぱり宝山の鋳物製のやつがほしいですね。
もっとも値段も月とスッポンですけど。
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でも今までのようにフレームを使って組んでいた時は、ある程度振れが取れれば
ホーイルをひっくり返して、センター出してハイおしまいでしたが、これを使うと
ついついむきになってしまって横振れ取り、縦振れ取り、また横振れ取り、センター出し、
またまた横振れ取り、同じく繰り返しなかなか終わりません。
少しの振れがわかってしまうのでどうしてもそれを取ろうとしてしまうのです。
2本組むのにずいぶん時間がかかってしまいました。

ようやく終わったのがこれです。
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masagoneさん、せっかく振れ取り台を貸してくださるということがったんですが
やっぱり買ってしまいました。ゴメンなさい。
また、何か別のものがあったらお願いします。

それから今度の日曜日これに行こうと思います。
http://www.geocities.jp/kohjiyam/outside_hyogo/kohya_kishigawa.html
http://route.alpslab.jp/watch.rb?id=8e4b8d31d82a838cf5ecf873015637ab
(enemay先輩、勝手に引用してすみません)
どなたか行きませんか。

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