紀伊半島中部を横断し、十津川と護摩壇山を結ぶアプローチの県道も含めると距離35km、標高差950mの奥千丈林道という林道があります。
暑い日の続くこの週末の30日、UGの兄さんのお誘いでRRCBメンバーの方達とそんな林道サイクリングに出かけてきました。
そのコースと言えば距離105km、獲得標高2400mとかなりの難コースです。
全線舗装ながら路面はかなり荒れているところもあるとの事で今回はキャンピングに仕立ててあったランドナーのキャリアを外した自転車で挑戦する事に。
前日に、サイドキャリアの撤去と試走、整備を終えて車に積み込み、朝5時過ぎに自宅を出発しました。
集合場所の旧大塔村ふれあい交流館夢乃湯までは2時間弱のドライブ、途中でお弁当等の買い出しをすませて集合時間の少し前に到着。
既にこの日参加の方達は到着されており、すぐに自転車をおろして出発となりました。
まずはR168を南下、林道での時間超過を見越してそのペースは早目です。
日本一の吊り橋、谷瀬の吊り橋もこの日は通過
十津川の支流神納川との出会いの川津大橋を渡ると林道取付きの県道に
道の横に落ちる名もない滝ですが吹き下ろす冷気と水音がほてった身体を静めてくれます。
一時間半ほど走ったところにあった橋の上で休憩
さらに30分ほど走るといよいよ奥千丈林道の起点に到着。
これから始まる長丁場の上りに備えて休憩と補給
出発の頃は曇っていた空もどうやら雲が切れてきたようです。
気温も上がってきてかなり暑くなってきました。
寝転ぶと地面の冷たさが気持ちよいそうです。
すぐ横には岩の間からしみ出す清水が。
汗まみれの顔を洗うと本当に気持ちがよいです。
ペースはそんなに早くないですが標高をどんどん上げていきます。
それでも先の方にはこれから上っていく道が
12時過ぎになってようやく稜線に到達。雲はやや多いですが絶景が広がります。
ここで昼食を済ませ、途中体調不良でペースダウンされている方の到着を待ちます。
残念ながら体調不良の方はリタイアされて回収車が出動との事でしばらく待ったものの出発。
林道終点の高野龍神スカイラインまでのアップダウンに四苦八苦しながらもなんとか林道を走り終えました
この日の最高地点を通過して後は下りだけ、とは行きません。
この後もアップダウンは続き、疲れた足に効いてきます。
高野龍神スカイラインを箕峠まで走ってスカイラインを離れ、野迫川村の方に下っていきます。
野迫川温泉までおりてきてようやく自動販売機で水分の補給。
時間の関係で当初予定していた護摩壇山への立寄をやめたために実に60kmの区間に渡って売店はおろか自動販売機すらなかった事になります。
その後も短くはない上り返しをなんとか抜けtてゴールまで後わずかの赤谷出会いまで戻ってきました。
数年前の台風19号で大変な被害のあったこの辺りですが、その後もこんな大きな土砂崩れがあったようで、紀伊半島の自然の過酷さを目の当たりにした感じです。
かなり疲れが出てきたのか、ラスト10kmを過ぎたところで急にペースが落ちてしまいましたが18時過ぎ、なんとか無事にゴールする事が出来ました。
久しぶりに距離ではなく標高を稼ぐ事でハードなコースのツーリング。
今年はあまり出来ていない体力作りのつもりで参加させていただいたのですが、なんとか無事に完走する事が出来てほっとしたところです。
いろいろトラブルもあった今回のツーリングですがお世話いただいたUGの兄様はじめ同行の皆様ありがとうございました。
たまにはこんなハードなコースも良いものです。またよろしくお願いします。
今回走ったコースです(地図をクリックするとルートラボにリンクします。)