この週末の25、26日と広島県の江田島を廻るかきしま海道からとびしま海道へと早春の瀬戸内島巡りのサイクリングを楽しんできました。
走ったコースはこんな感じです(Mapをクリックするとルートラボにリンクします)
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当初は竹原スタートで、とびしま海道からかきしま海道へとまわって広島まで走る予定だったのですが2日目のお天気が今一との事、とびしま海道はこれまでに2度走っているので予定を変更してかきしま海道から先に回る事にしました。

早朝6時半過ぎの新幹線で広島に向かい、8時には広島駅に到着してスタートしました。
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広島港まで走り、そこからフェリーで江田島に渡ります。
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20分ほどの船旅で江田島の切串港に上陸。
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島巡りサイクリングのスタートです。
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まずは海上自衛隊の訓練学校。手続きすれば見学できるようなんですが見学時間が90分という事でさすがにそれは厳しいので門前で写真だけを撮ってパス。
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海岸線の道を1時間半ほど走ったところであらかじめ調べておいた合正ガーデンというお店でお昼にします。
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オーダーした穴子天丼。地元産の肉厚穴子を使ったとってもボリューミーな天丼。
今まで食べた事のないくらい肉厚でおいしい穴子の天ぷらが2匹ものっていて、他におでんや小皿まで付いた大満足なランチでした。
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ランチのあとは食べ過ぎを解消するため海岸線を離れてヒルクライムです。
三高港を少しすぎたところから上る三高山の林道。
フェリーの中に置いてあった島内マップによると距離3.7km、平均勾配7.6%とのことで、満腹のランチで動きが悪くなった身体ながら40分ほどかかって山頂に到着しました。

山頂から見る瀬戸内の景色はすばらしいものがあります。
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空も真っ青とは行かないまでもそれなりのお天気で景色もよく見えていました。
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もうひとつこの山に登った訳があります。
この三高山は別名「砲台山」といわれ、山頂には旧日本軍がロシアバルチック艦隊の侵攻に備えて作った砲台のあとが残されています。
その遺跡は単に砲台のあとだけではなく弾薬庫、火薬庫、兵舎と関西最大規模の遺跡だそうです
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三高山から下って再び海岸線の道路
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江田島をぐるっと回わり、早瀬大橋で倉橋島に渡ります。
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音戸の瀬戸で島巡り前半は終了。
音戸大橋と第2音戸大橋の間にある渡船で本土に渡りました。
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呉市街の入り口にある「アレイからすこじま」という潜水艦基地の施設
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護衛艦も何隻か停泊しています。基地の町、呉という事です。
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道路を挟んで向かいにはレンガ倉庫
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呉の町に入って本日のお宿「ホテル第2山中」にチェックイン
格安ながら清潔で部屋に自転車を入れさせてくれるなど、感じの良いホテルでした。
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夕食はホテルから歩いて20分ほどの屋台通りで。
ここは呉市の管理で営業していて、電気・上下水道完備の屋台なんです。
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とりあえずネットでリサーチしていた「あしあと」というお好み屋さんへ。
屋台とは思えない大きな鉄板が店内にあり、人気店らしく7時には満席になっていました。
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もちろんはしごです。
2件目は一二三というおでん屋さん。
先の「あしあと」の店主は寡黙でほとんど会話ができず、一人呑みには少々しんどかったのですが、一二三の店主はとってもおしゃべり。楽しい会話をしながらお酒が進みました。
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食後はぶらぶらとホテルまで戻り、お風呂に入って11時過ぎにはベッドに入りました。

2日目は結構早くに目が覚めてしまい、早々に身支度をして8時前にはホテルを出ます。
この日訪ねる予定の「鉄のクジラ館」が開館するまでしばしのお散歩
まずは「歴史の見える丘」。眼下には大きな造船所のドッグが広がっていて、一番左に見える建家は戦艦大和の建造されたドッグだそうです。
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海上自衛隊の呉地方総幹部。
門の奥には戦前から使われているレンガ造りの総監部の建物が見えています。
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9時の開館時間になったので前回訪ねた時は時間の関係で見学できなかった「鉄のくじら館」へ
ここでは本物の潜水艦(鉄クジラ)内を見学する事ができました。
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鉄のクジラ館をあとにして次はとびしま海道です。
R185を40分ほど東に走れば「とびしま海道」の入り口「安芸灘大橋」です。
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ここからはこれまで2度走っているとびしま海道。
本土に渡る船の時間もあるので、写真だけ撮って先を急ぎます。
蘭島閣、元は参勤交代で使われた本陣だそうです。
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朝鮮通信使に使われた松濤園
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2つ目の橋は「蒲刈大橋」
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堤防が低く気持ちのよいシーサイドロード
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3つ目は豊島大橋
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とびしま海道最後の橋は豊島大橋
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少し時間があったので、竹原への船が着く「大長」を通過して町並み保存地区の御手洗地区へ
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石の灯台や日本人で初めて自転車での世界一周をやり遂げた中村春吉さんの記念碑を見学
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2時少し前に大長港に到着。これでサイクリングの予定は終了です。
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ここから本土の竹原に船で向かうのですが、ここの船はフェリーでないためそのままでは自転車をのせてくれないので一旦ばらして船輪行
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40分ほどの船旅で竹原に到着。
再び自転車を組み立てて町並み保存地区に向かいます。
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きれいに保存された古い民家などの建物の中にあったのがこちらの建物。
ドラマ「マッサン」の主人公でニッカウヰスキーの創業者である竹鶴政孝さんの生家「竹鶴酒造」です
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マッサンとリタさんの銅像
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最後は前日食べた屋台のお好み焼きがもう一つだったので駅の近くで見つけたお好み焼き屋さんでリベンジ
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おかげでおいしいお好み焼きでの完走祝賀会を行う事ができました。
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お好み焼きにも満足して竹原駅から輪行。
楽しい思い出とともに2日間の旅を終えました。
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最近山登りを始めた事で泊まりがけの自転車旅をあまりしなくなっていて、今回久しぶりの自転車旅だったのですが、お天気にも恵まれてとても楽しい2日間となりました。
夏山シーズンになるとどうしても泊まりは山となってしまうのですが、たまにはのんびり自転車で出かけるのもよいものです。